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空きっ腹の時は痩せる?空腹状態が筋トレとダイエットに与える影響とは

空腹状態は、筋トレとダイエットに対して複雑な影響を及ぼす要素です。
空腹状態が引き起こす《筋肥大》と《脂肪燃焼》への影響とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

 

​​筋肥大への影響​​

 

①タンパク質合成の促進
空腹状態では、食事から摂取したエネルギーが制限されるため、体はエネルギー源として脂肪を利用しようとします。その結果、筋肉を構成するアミノ酸の供給が減少し、タンパク質合成が低下する可能性があります。

 

②タンパク質分解の増加
空腹状態では、エネルギー不足のため、体はエネルギーを供給するために筋肉のタンパク質を分解しようとします。これにより、筋肉の分解が増加し、筋肉量の減少が起こる可能性があります。

 

 

​​脂肪燃焼への影響​​

 

①グリコーゲン枯渇
空腹状態では、体の主要なエネルギー源であるグリコーゲンが限られています。
グリコーゲンが不足すると、体は脂肪をエネルギー源として利用し始めます。
つまり、脂肪燃焼が促進される可能性があります。

 

脂肪酸酸化の増加
空腹状態では、インスリンの分泌が低下し、脂肪酸の酸化が増加する傾向があります。
このプロセスは、脂肪細胞内の脂肪をエネルギーに変換する過程であり、脂肪燃焼を促進する役割を果たします。

 

③ホルモンの変化
空腹状態では、グレリンと呼ばれるホルモンの分泌が増加します。
グレリンは食欲を刺激する役割を持ちますが、同時に脂肪酸の酸化を促進し、脂肪燃焼をサポートする働きもあります。

 

 

​​まとめ​​

 

​空腹状態による筋肥大と脂肪燃焼への影響は個人によって程度は異なります。
食事制限や空腹状態は、エネルギー不足を引き起こす可能性があり、長期間にわたる場合は筋肉の減少や基礎代謝の低下につながる可能性もあります。
人間が活動するためには食事を摂ることは重要です。
脂肪燃焼促進効果があるからと、空腹状態を維持するために、絶食や健康を維持出来ないような極端な食事制限は止めましょう。