ENMAのブログ

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版画の技法でよく目にする『シルクスクリーン』とは

Tシャツなどの衣料品のプリントなどでも耳にする技法、シルクスクリーン
実は版画でもシルクスクリーンで摺られた作品があることはご存じでしょうか。

シルクスクリーンとは

シルクスクリーンとは、版の孔(穴)を通して、インクを下に押し出し刷り取る方法です。
金属や木製の枠に張られたシルク(※テトロン、ナイロンなどを使用する場合もある)の細かい布目に、色分けした部分ごとに目留めをして、インクが通る部分と通らない部分を作って版にします。
この版の上にインクをのせ、インクを伸ばしてしごくようにして版の下に置いた紙に刷ります。
色ごとにインクを何層も重ねるので、きめの細かさと奥行きが生まれます。
インクののりにムラがなく発色が良いのも特徴です。
一つの色に一枚の版が必要になり、例えば10色だと10枚の版が必要となります。

※下図はシルクスクリーン印刷の仕組みを簡単な図で表したものです。

スクリーン印刷のしくみ