植物性タンパク質は男性ホルモンのバランスを崩すというのは本当なのか

植物性タンパク質は男性ホルモンのバランスを崩すのか？

植物性タンパク質が男性ホルモンのバランスを崩すという主張には科学的根拠はありません。
タンパク質は、身体を構成するために必要な栄養素の一つであり、動物性タンパク質と同様に、植物性タンパク質も体内で利用されます。

一方、一部の研究では、豆類や大豆製品などの植物性タンパク質が、男性ホルモンであるテストステロンの濃度を低下させる可能性があるとされています。
しかし、これらの研究は限られた規模であり、一部の研究ではその影響が認められなかったとの報告もあります。
もう少し年数を掛けて研究していかなければ、正確な結果は出ないかもしれませんね。

また、植物性タンパク質には多くの健康上のメリットがあります。
例えば、動物性タンパク質と比べて脂肪やコレステロールの含有量が少ないため、心臓病や高血圧、糖尿病などの病気の予防に役立つとされています。

総じて、植物性タンパク質が男性ホルモンのバランスを崩すという主張については、科学的に確かな根拠はなく、健康に対するプラス面が多いため、バランスの良い食事に含めることをお勧めします。
ただし、植物性タンパク質しか摂取しないなどの偏った食生活を送っていると、数年～数十年後には健康を害してしまう可能性もありますので、健康に良いからと一部に偏った食事は出来るだけ避けるようにしましょう。