染色家のキャリアを持つ実力派画家・藤田高明

福岡県を拠点とする画家・藤田高明。

経歴を調べてみると画家としては異色で、染色家としてキャリアをスタートし、その後に日本画を学び画家としてデビューをしています。

画風は油絵などに見られるような洋画をベースとし、そこに日本画の構図や染色のグラデーションの技術が掛け合わせられ、視覚的な心地よさと光の表現による立体感が絶妙なバランスで描かれています。
染色・日本画・洋画の技術の長所をブラッシュアップして描かれた作品は、艶やかであり不思議な透明感を感じさせてくれ、写真のような鮮明感がありながら写真では到底表現できない幻想的な情景を楽しめます。
明から暗に移り変わる光の描写が非常にリアル（現実的）で、窓の外に移る一瞬の思い出の風景を眺めているかのようです。

写実的な画風でありながらファンタジー要素も感じ取れる作品は、インテリアアートとしても非常にハイセンスな要素も備えており、人と被らないオリジナリティーを追及している方にはぴったりな作品です。