絵画はどこで買えばいい？贋作を掴まされない方法

ネット通販で絵画を買うのはあり？

近年、贈り物や投資目的などで人気が出てきている絵画。

人気作家の作品になると高価なものが多く、ネット通販などで安く購入できるものを探したりするのではないでしょうか。

しかしネット通販などで相場よりも安いものには落とし穴があります。

それは、贋作などのコピー品が紛れていることがあるからです。

絵画の見極めは難しい

絵画というものは素人目には一見すると本物のように見えても、専門家が見れば一目でわかる様な贋作ということがあります。

中には専門家でも一目ではわからない精巧なものも存在し、同じ専門家でも特に絵画を専門に扱う人でなければ真贋を見極めるのは困難だと言われています。

贈り物で真贋の怪しいものを贈るのはさすがに気が引けてしまいますよね。

結局どこで買うのが安心？

では、絵画を安心して購入するにはどこで購入するのがいいのか。

ひとつは老舗の画廊やギャラリー、百貨店や展示会などで直接購入する方法です。

画廊やギャラリーといっても日本国内だけでも数多く存在しますが、その中でも安心なのが老舗の画廊やギャラリーです。

絵画を長年専門で扱うところであれば、専門のスタッフや真贋を見極められるだけの知識や方法を知っている可能性が高いためです。

絵画の世界は歴史が長いため、誰のどの作品が何年にどれだけの数が出回っているか、作家のサインや落款と呼ばれる承認印がどの形式のものが使われているかなどの専門知識が多く存在します。

そういった情報は贋作制作などの防止のため、ネット検索などでは簡単には探し出せません。

絵画を長年専門的に扱い、蓄積された知識や情報量は新参ギャラリーなどには真似のできない財産であり、絵画を購入する側からすれば安心をはかれる一つのバロメーターです。

最近では老舗の画廊やギャラリーもオンラインで購入できるところも増えてきているのでふとしたときに探していた作品が見つかることも。

貴重なものに掘り出し物なんてものはない

余程絵画に詳しい方以外はオークションやネット通販で絵画を購入することは控えた方がいいでしょう。

一括りに絵画といっても原画や版画など種類は様々で、真贋を見極めるという点では一般レベルで絵画に詳しいというだけでは全く通用しないのが正直なところです。

TVのなんでも鑑定団などで自称コレクターが偽物を掴まされたりしているのを見たことがあるでしょう。

本物が安価で売られていたのを偶然発見したなんてことは無いと言ってもいいくらいです。

"相場よりも安い”には気を付けて

日本人は"本来の値段よりも安く手に入れた”ということが大好きな国民だと言われています。

モノの値段は理由があってつけられています。

くれぐれも安値だけに釣られてしまわないように気を付けてくださいね。