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マッチョにも種類がある!フィジークとボディービルの違いとは

一般的にマッチョといっても、細かくジャンル分けされているのはご存じでしょうか?
大会に参加せずとも、トレーニングを本格的に行っている人であれば当然ご存じだと思います。
しかし、ごくごく普通の生活を送っている人から見れば、マッチョはただのマッチョといった感じに、同じように見えてしまうことでしょう。
そこで今回は『フィジーク』と『ボディービル』という2つの競技の違いをご説明します。


フィジークとボディビルは両方とも身体美を競う競技ですが、異なる目的やルールがあります。

 

 

  ボディービル

 

ボディビルは、最大限の筋肉量と定義を持つ筋肉の強調を目指す競技です。
トップ選手に至っては、まさに『遺伝子の大爆発』といったような圧倒的な筋肉のボリュームを誇ります。
ボディビルダーは、大量の筋肉量を得るために、高重量を持ち上げるためのトレーニング、高タンパク質の食事、そして補助的な栄養補助食品を使用することが一般的です。
ボディビルの競技者は、筋肉が大きくて強いことが求められ、身体の寸法や定義、筋肉のバランスが審査基準となります。
近年は丸々としたシルエットと人体の限界を極めたような爆発的な筋肉量を備えた体が評価されていましたが、今後のトレンドとしては、筋肉量を備えたうえで、より身体的なメリハリといったバランスが評価される傾向になりつつあります。
日本人が抱くイメージでいうと、ゴリマッチョと言われるような体型だといえるでしょう。

【有名な選手・著名人】
ロニー・コールマン、カイ・グリーン、アーノルド・シュワルツェネガー、フィル・ヒース、ビックラミー、山岸秀匡など

 

 

  フィジー

 

フィジークは、筋肉量と定義を持ちつつ、筋肉の大きさや脂肪の少なさ、シンメトリー性など、より均整のとれた身体美を競う競技です。
競技の基準としては『サーフボードが似合うビーチのイケメン』といったところでしょうか。
フィジークの競技者は、筋肉を強調することと同時に、男性らしいV字形の体型など、より自然なバランスを重視します。
競技中はサーフパンツを着用することもあり、ボディービルと違って脚の筋肉は重視されず、基本的には上半身の筋肉のバランスで評価されます。
フィジーク競技者はボディビルダーと比べて、よりウエストがシェイプされた逆三角形のスリムな体型であり、競技前には低脂肪の状態を維持するために、食事制限や有酸素運動が必要となります。

近年は筋肉のボリュームが重視される傾向にありましたが、今後のトレンドとしては全体で見たバランスとメリハリが重要視される方向性へシフトされている様子が見受けられます。
日本人が抱くイメージでいうと、脱いだらすごい海外のイケメンマッチョ体型といったところでしょうか。

【有名な選手・著名人】
ブランドン・ヘンドリクソン、ジェレミー・ブエンディア、レイモンド・エドモンド、カイロン・ホールデンアンドレファーガソン、カネキンなど

 

  まとめ

 

総じて言えるのは、ボディビルとフィジークは、どちらも筋肉と体型を競う競技ということです。
日本人男性で本当のマッチョ、細マッチョと呼べる体型なのは、人口全体の5%以下程度だと言われています。
意外と服を着ていたら解らないのですが、薄着になるこれからの季節に『本当のマッチョ、細マッチョ』を探してみるのも面白い?かもしれません。


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